覆水盆に帰らず

最近、与沢翼がよくいう

「決断＝決めて断つ」

というのをやっている自分を楽しんでいる。

しかし、よくよく振り返ると、
私は、行動としては、よくこれをやって来た。

私の場合は、坂本龍馬気取りで、

「世の中の　人はなんとも　言わば言え
　　　我が成すること　我のみぞ知る」

を思い浮かべて、結果的には、

「決断＝決めて断つ」

をやっていたと思うのだが、
いい感じになって来た頃に、
一旦断ったものを、また取り戻そうとするのは、
どうもよくないとしみじみ思う今日この頃だ。

「今に見ていろ！見返してやる！」

と、一旦、決別したら、
極端な話だが、敵になったのだ。

うまくいった頃に、
また元の鞘に収まろうとしても、
もう戻らない。

やはり、昔の人が云ったように

「覆水盆に帰らず」

である。

へたに元の鞘に戻ろうとしても、
また似たような成り行きで決別することになる。

だから、

「今に見ていろ！見返してやる！」

という感情で「決断＝決めて断つ」というような、
未練がましいことはしないで、
本当に、もう不要になったから、
サラッと断ってしまう方がいいようだ。

補助輪無しで自転車に乗れるようになったら、
二度と補助輪をつけないと思うのだが、
そんな感じである。

年老いて、自転車に乗れなくなったら、
補助輪をつけてまで、またその自転車に乗るより、
もっと便利な乗り物に乗り換えるはずだ。

一度、お盆からこぼれた水は戻らないかもしれないが、
新鮮な水を汲み直すのはアリだ。

日本神話にもあるけれど、

山幸が海幸から借りてなくしてしまった釣り針に
いつまでもこだわってみても、
結局、最後は兄弟喧嘩に決着がつくまで
物語が終わらないようなものだ。

源平合戦で瀬戸の海に消えたとされる草薙の剣も
これに似たような話だが、他にも、
成功者が好きな物言いに、

「過去は生ゴミ」

とかいうのがあるけれど、
一度断ったら、そういうことでいいのだと思う。

山幸も結局は海幸と仲直りできずに、
やっつけてしまったのだから、
そう思うと、仲直りしようとしないほうが、
その分、お互い平和に過ごせるのかもしれない…

つまり、一度断ったら、もう関わらない。

まあ…芸能人の再結成も、
イベントとしてはよくあるが、
だいたい長続きはしない。

結局ソロ活動主体になってゆく。

きっと、その方がお互いしあわせなのだろう…

その方が懐かしい思ひ出が美化されるものだ。

【皇道經濟でみんなに十億円！＾０＾♪ 】

みんなしあわせになれ

嗚呼、惟神霊幸倍坐世